「古事記の歌謡」と「ギリシア・ローマ抒情詩」の基本的異相   第7回 (全14回)

第三章 国王讃歌            ② 愛らしい国王……記歌三首                  vs               勇敢だが謙虚な国王……GR詩一編      次の「記歌」三首のうちの初めの二首は、国王を椿の花や葉に譬えて讃美しています。椿は、当時、呪力ある神聖な木と考えられていたらしいので…
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「古事記の歌謡」と「ギリシア・ローマ抒情詩」の基本的異相   第6回 (全14回)

第三章 国王讃歌          「親しみやすいが高貴な王……古事記歌謡」                   vs          「敵と戦い、国土を守ったのに、終生謙虚だった王……GR詩」  日本古典で国王といえば天皇のことですが、ここで「天皇讃歌」といわずに「国王讃歌」というのは、「GR詩」の国王讃…
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「古事記の歌謡」と「ギリシア・ローマ抒情詩」の基本的異相   第5回 (全14回)

第二章 国土賛歌   『古事記』や『日本書紀』さらに『万葉集』には、自分の住んでいる村や国土を眺め、その美しさを褒め讃える「国見歌」があります。そのような詩歌は「GR詩」にもあり、したがって、国土賛歌は世界中の詩歌の中に存在すると思われるのですが、「記歌」と「GR詩」とでは明確に異なる性格が一つあります。  それは、「記歌」…
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「古事記の歌謡」と「ギリシア・ローマ抒情詩」の基本的異相   第4回 (全14回)

第一章 恋愛歌             ③ 霊肉未分のまま、清潔に昇華された記歌三首                       vs                恋するゆえに相手を憎むGR詩三編           『古事記』の恋愛歌は、ほとんどが肉体的交渉を経たのちに詠まれている、あるいは肉体的交渉を求めてい…
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「古事記の歌謡」と「ギリシア・ローマ抒情詩」の基本的異相   第3回 (全14回)

第一章 恋愛歌           ② 素朴だが情愛あふれる記歌三首                    vs              恋する自分にとまどい悩むGR詩二編     次の「記歌」三首のうちの第一首は、男が女の月経を題材にして女に詠みかけた、極めて素朴な、また土俗的な歌です。しかし、この歌には、相…
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「古事記の歌謡」と「ギリシア・ローマ抒情詩」の基本的異相   第2回 (全14回)

第一章 恋愛歌   『古事記』歌謡(以下、「記歌」と記します)の特色、特に恋愛歌の特色は、三点あり、 ①「あなた」に直接呼びかける歌であること。 ②だから、素朴だが情愛あふれる歌がほとんどであること。 ③したがって、肉感的感情を伴いながらも、それが上品に昇華された歌である、つまり、霊肉未分のまま清潔・優雅に昇華された歌もある…
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「古事記の歌謡」と「ギリシア・ローマ抒情詩」の基本的異相   第1回 (全14回)

『古事記』歌謡と「ギリシア・ローマ抒情詩」の基本的異相         平成18年(2006)7月4日、「日本神話とギリシア神話・全20回」で両神話の性格の相違点を採り上げましたが、ほかに『古事記』の神話・歴史には多くの歌謡が含まれており、それらの歌謡は、同じ最古の詩歌といわれている「ギリシア・ローマ抒情詩」と比較する時、やはり多…
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日本神話とギリシア神話   第20回 (最終回)

第二章 「日本の神話」 ギリシア神話と比較して 【17】  火遠理の命と 豊玉姫との唱和 (最終回)        豊玉姫が地上に出てきて、火遠理の命(山幸彦)に、「わたくしは以前から妊娠していましたが、今、御子を生む時になりました。これを思いますと、天の神の御子を海中で生むことは出来ません。だから、地上に出て参りました」…
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日本神話とギリシア神話   第19回 (全20回)

第二章 「日本の神話」 ギリシア神話と比較して 【16】 海幸彦と山幸彦          火照りの命(ほでりのみこと)は海幸彦といって、海のさまざまの魚をお取りになり、火遠理の命(ほおりのみこと)は山幸彦といって、山に住む鳥獣をお取りになりました。あるとき、山幸彦が兄の海幸彦に、「お互いに道具を取りかえて、使ってみましょう…
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日本神話とギリシア神話   第18回 (全20回)

第二章 「日本の神話」 ギリシア神話と比較して 【15】 木の花咲くや姫       邇邇芸の命(ににぎのみこと)が笠紗(かささ)の岬にいる時、麗しい姫に出会いました。「お前は誰の子か」と尋ねると、「私は大山津見の神の娘で、木の花咲くや姫と申します」と答えました。「兄弟はいるか。」「姉の石長姫がおります。」「お前と結婚した…
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日本神話とギリシア神話   第17回 (全20回)

第二章 「日本の神話」 ギリシア神話と比較して 【14】 天孫降臨       それで天照大御神と高御産巣日の神が、大御神の御子である「正勝吾勝勝速日天の忍穂耳の命(まさかあかつ・かちはやひ・あめのおしほみみのみこと)」に、お命じになりました。「今、葦原の中つ国を平定し終えたと申してきた。あなたが地上の国へ降りて行って、…
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日本神話とギリシア神話   第16回 (全20回)

第二章 「日本の神話」 ギリシア神話と比較して  【13】 大国主の国譲り       天照大御神が、またまた仰いました。「今度はどの神を派遣するのが良いだろうか。」またまた、思金の神と多くの神様が答えました。       「天の安の河の河上の、天の岩屋におられる『伊都の尾羽張の神(いつのおはばりのかみ)』が良いでしょ…
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日本神話とギリシア神話   第15回 (全20回)

第二章 「日本の神話」 ギリシア神話と比較して  【12】 天照大御神から使いの派遣       そのころ、天上の高天の原では天照大御神が、「地上の、豊葦原(とよあしはら)の瑞穂の国は私の子が治める国です。」と仰って、使いの神様を地上にお下しになりました。それで使いの神様が天の浮橋に立って地上を眺め、天上にもどって、「豊葦…
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日本神話とギリシア神話   第14回 (全20回)

第二章 「日本の神話」 ギリシア神話と比較して  【11】 大国主の命の国造り       大国主の命が出雲の岬におられる時に、舟に乗って寄ってくる神様がいました。命が名前を聞いても答えません。お供の神たちに尋ねても、みな知りません。だが、「神産巣日の神の御子で、名前は少彦名(すくなびこな)の神です」と言う者がいました。…
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日本神話とギリシア神話   第13回 (全20回)

第二章 「日本の神話」 ギリシア神話と比較して  【10】 すさの男の命と大国主の命        大国主の命が母に言われたとおりに根の国へ行くと、すさの男の命の娘、須勢理姫(すせりひめ)が出てきて、互いに目を合わせて結婚して、姫がすさの男に、「大変美しい神がいらっしゃいました。」と、伝えました。        すさ…
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日本神話とギリシア神話   第12回 (全20回)

第二章 「日本の神話」 ギリシア神話と比較して  【8】 稲羽の素兎(いなばのしろうさぎ)        大国主の命には多くの兄弟の神様がいました。その神様たちはみな因幡の八上姫と結婚したいと思い、みなで因幡へ行く時に、大国主の命に袋を背負わせ、お供として命を連れていきました。兄弟たちが先に因幡の国の岬に着くと、毛をむし…
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日本神話とギリシア神話   第11回 (全20回)

第二章 「日本の神話」 ギリシア神話と比較して  【7】 八俣(やまた)の大蛇(おろち)          すさの男の命は天上の国を追い払われて、出雲の国(島根)へ降りてきました。すると、川の上流)から箸(はし)が流れてきました。「川の上流に人がいるのだ」と思い、すさの男が川を遡ると、お爺さんとお婆さんが美しい姫をはさんで…
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日本神話とギリシア神話   第10回 (全20回)

第二章 「日本の神話」 ギリシア神話と比較して  【6】 天(あめ)の岩戸(いわと)        すさの男の命は、「私の心が清く明るかったから、私は姫を得た。だから、私の勝ちだ」と言って、うれしさで天照大御神の田の畦を壊し、その溝を埋めて、水が流れないようにして、さらに天照大御神が大嘗(おおにえ。新穀物)をめしあがる宮殿…
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日本神話とギリシア神話   第9回 (全20回)

第二章 「日本の神話」 ギリシア神話と比較して  【5】 誓約(うけい)             すさの男の命は、「ならば、天照大御神にお別れを言って出て行きます」と言って、天上の高天の原に上っていきました。この時、すさの男の命があまり元気よく上っていったので、山や川が動き、大地が大きく揺れました。天照大御神は驚き、「すさの…
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日本神話とギリシア神話   第8回 (全20回)

第二章 「日本の神話」 ギリシア神話と比較して 【4】 みそぎ          そこで「いざなぎの神」は、「私はひどく汚い国へ行ってきたので、水に入って、禊(みそぎ)をして体を清めよう」といって、筑紫の日向の国へ行き、禊祓(みそぎはら)いをしました。川に入るために、まず神様が杖(つえ)を投げ棄てると、杖から別の神様が生…
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